簿記3級合格しました 独学にかかった費用、時間、勉強法は

先日、日商簿記3級に合格しました!資産形成を促す本では簿記の知識を身につけることを推奨していることが多く、5月以降、独学でコツコツ勉強していました。かかった費用や、勉強時間、勉強法をレポートします。

なぜ、簿記か

英語の勉強とも共通しますが、新しい知識を身につけてみたかった、というのが理由です。財務諸表を仕事で扱うことも、ごくたまにあるため、そうした時にも使えるかなと思いました。あと、高校時代まで理系だったので、数時を使ってみたかったんです。

勝間和代さんや、リベ大でも、ビジネスの共通言語である簿記の知識を取得することを推奨しています。(金持ち父さんも、簿記の知識をベースとしていたような…?)学んだら、蓄財にも何かいいことあるんじゃないかなと、漠然とした期待もありました。笑 

ただ、本当に実用的な効果があるかというと、微妙です。履歴書に書くといっても、20代ならまだしも、30代で仮に簿記2級を持っていても大したアピールにはならないでしょう。半ば趣味ですね。

かかった費用

こんな漠然とした理由なので、スクールに通うほどの金銭的、時間的負担は負いたくありませんでした。絶対に独学!と決めていました。ですので、かかったのはテキスト代と、電卓代、受験代

簿記の勉強に使用した教科書の写真
使用した教科書2冊

テキストは、Amazonの評価が良く、実際に書店でめくってみて分かりやすそうだったTAC出版の「みんなが欲しかった!簿記の教科書」(税込1100円)と「みんなが欲しかった!簿記の問題集」(税込1100円)の2冊を購入。電卓は無印の物(税込990円)を買いました。受験料が3400円だったので、総額6590円です。合格すると、会社から資格取得金がわずかながら出るので、ちょっとだけ黒字になりました。

勉強方法

簿記3級の合格率は30〜50%くらい。正直、そんなに難しいと思っていなかったのですが、なめてましたね。教科書を一読するだけでは理解できませんでした。

しかし、英語の勉強を通じ、同じテキストを何度も繰り返すことの重要性を痛感しておりました。「簿記の教科書」と「簿記の問題集」をそれぞれ3周やりました。このテキストが分かりやすかったとは言えません。特に後半。「もうモヤモヤしない」と帯にありますが、結構モヤモヤします。笑 ただ、ネットで見ても他にすごく評価の高いテキストも見当たりませんし、分からない部分は検索して自分で調べました。

簿記については、とにかく問題を解き、手を動かし、数をこなすことが重要だと感じました。当初、分からなかった所も、繰り返し問題を解いているうちに自然と理解し、さらには考えなくても勝手に解けるようになっていきました。

イメージとしては、

  • 1周目→とりあえず書いてあることの7割くらい理解。問題は時に答えを見ながら解く
  • 2周目→書いてあることは9割くらい理解。答えを見ずに7割くらい解ける
  • 3周目→内容は理解。間違えた問題は繰り返し解く

という感じです。

また、やって良かったのが、ネットの模擬試験です。テキストの付録で付いていました。手元の紙だけ見て解く試験と、手元とパソコン画面の間を視線を往復させながら解くネット試験とでは、感覚がだいぶ違います。初めてウェブの模擬試験を受けたときは、いつもより時間が足りませんでした。紙試験ではなく、ウェブ試験を受験される方はぜひ、やってください。

勉強時間

勉強時間の表
numbersで記録した勉強時間

勉強時間については、モチベーションアップのために、毎日numbersに記録していました。「こんなに勉強したんだから、絶対に大丈夫」という自己暗示にもなります。それによると、試験日までに46時間勉強していました。記録漏れがあるかもしれないので、実際には50時間くらいかと思います。

学習を始めた頃は、書いてあることが分からずにイライラすることもありましたが、勉強時間が30時間を過ぎたあたりから、問題集で8割前後解けるようになりました。7割以上解ければで合格なので、「いけるかな?」という気持ちもありましたが、なにぶん心配性なもので、そこからさらに追い込みをかけました。

ネットを調べると、独学の場合、簿記3級の合格に必要な勉強時間を50〜100時間としていることが多いですね。ただ、この情報の出所ってどこなんでしょう?スクールが出典だとすれば、受講してもらえるように、独学に必要な時間を多めに見積もっている可能性もありますよね。得意不得意もありますが、実際にはもう少し少なくても大丈夫じゃないかなというのが体感です。

紙試験とネット試験

試験は、年に3回やっている紙の統一試験と、年がら年中、各地のテストセンター(パソコンが並んでいる試験会場)で受けられるネットの試験があります。統一試験だと、次が11月になってしまうため、そこまでモチベーションを保つのが難しいと思い、ネットにしました。都内ですと、本当に年がら年中、平日、週末を問わずに各地のテストセンターでやっているので非常に便利です。

ただ、ネットも早めに予約を入れるようにしてください!たくさん会場があるにもかかわらず、希望の日程を見ると、埋まっていることが多く、少し先の日程にせざるを得ませんでした。自宅から離れた会場だと行くのも大変です。

実際の試験

テストセンターでは、他の試験の受験者も一緒です。身分証明書で身元確認が行われ、時計はカバンの中にしまう必要があります。電卓は忘れないようにしましょう。ボールペンと計算用の白紙2枚が渡されました。書き慣れていないボールペンだと、若干やりづらい……。

テキストで見たことのない問題も出題され、分からなかったのですが、それ以外を確実に取りに行こうと気合を入れました。昔からケアレスミスが多いため、一度全体を解いた後、仕訳が出る問1と、中問2題の問2は再度、解きました。解き終われば、各自終了して退出できるシステムです。

ネット試験で良いのが、その場でパソコンに結果とスコアが出ることです。無事、90点以上で合格することができました!何日もハラハラしなくて済みます。結果はその場で印刷できるのですが、なぜか出てこず。合格の場合、翌日以降、受験申込の際に作ったマイページで確認できるみたいです。

問題文によって、同じ指示でも別の言い方がされることがあり、やはりたくさん問題集を解いて慣れておくことが重要だと実感しました。

今後

せっかくなので、簿記2級を目指すつもりです。分かりにくいですが、同じ「みんなが欲しかった!」シリーズを使うことになるかと思います。2級はさらに難易度が上がり、合格率も低くなるようです。資格取得金をもらって黒字になるように、なんとか一発で受かりたいものです。笑 受験は半年後くらいになるかと思いますが、気長に頑張ります。

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