被服費を5分の1に減らした方法

以前、最先端のトレンドを追わないことで被服費を削減したとお話ししました(5000万円作るのにやめたこと)。洋服に関しては、かつて支出の中でもかなりの割合を占め、削減の工夫を凝らした所でもあります。どのような工夫をしたか、まとめてみました。

数を絞る

節約と同様、初めはここです。社会人になりたての頃は、今まで買えなかったような服も買えるようになったことが嬉しく、月に3万円ほど服に使っていました。一目惚れすると、もう、その洋服のことばかり考えてしまって。中には個性的なデザインで、頻繁に着られない物もあったため、出番が少ないままクローゼットに眠っている服もありました。

忘れもしない2013年。4LDKから単身者用のマンションに引っ越し、その後、さらに狭い家に引っ越すことが想定されていたため、断捨離を始めました。クローゼットとベッドの下には全部で300着ほどの服がありました。1枚、1枚、必要かどうか見極め、必要ないと思った服は、躊躇せずに2nd streetに持ち込みました。今思い返しても、よくあんなスッパリと手放せたと思います。判断の基準にしたのは、以下の点です。

  • 着る機会が少ない(個性的すぎて着られない、シチュエーションが限られるなど)
  • 似合わない(着ていて自信が持てない)
  • 着ていて落ち着かない(サイズが合わない、露出が気になるなど)

当時はまだ、メルカリが盛んでなく、ヤフオクに出すのも面倒で、割といい値段をつけてくれた2nd streetに持っていくことにしたんです。店舗によっても買取価格が甘めの所と、渋めの所がありました。徐々に服が減っていき、ベッド下の収納がなくなると、それがまた気持ちよく、手放す作業が加速しました。

クローゼットの写真
数年前のクローゼット。ここからさらに絞っています

服が減ったことで、「もう無駄な買い物はしない」という気持ちが強くなりました。手持ちの服を徹底的に着ようという気持ちも起こり、一目惚れで買うことは減りました。

有名なので、今さらおすすめするまでもないですが、地曳いく子さんの「服を買うなら、捨てなさい」も大変参考になりました。別に毎日、違う格好をして会社に行く必要はないのだそうです。それよりも、イマイチなコーディネートを避け、お気に入りの服を短期間で着倒せとあり、学ばせていただきました。

2023年7月現在、服の数は46着です。服が減ると、クリーニング代も減って助かります。週に2度、同じコーディネートで会社に行くこともありますが、「また同じ格好してるな」と思ってる人は誰もいないと思います。

パーソナルカラー診断

パーソナルカラー診断が流行り始めた頃に、気になって受けました。正解でした。私は肌の黄味が強く、明るいので、ずっとスプリングだと思い込んでいたのですが、オータムでした。サマーとの中間で、和菓子の色や、クリーム色を混ぜた色が似合うらしいです。オータムの中でも、似合う色は人によって異なるので、そこも細かく教えてもらえたのが良かったです。一時好んで着ていた黒やネイビーは相性悪かったんですね。どうりで……。

パーソナルカラーに縛られることもないと思うのですが、どうせなら、綺麗に見られたいじゃないですか。笑 特に平日着る服は、ビジネスの武器でもあるので、他人からどう見えるかは計算した方がお得だと思います。ハードルの高い、難しい色は無理して挑戦するのをやめ、何が自分に似合うのか、ちゃんと考え、選んで買うようになりました。

私が受けた大丸のパーソナルカラー診断は5500円で、とてもお得です。あまりに人気が出て、一時予約が取れなかったようですが、今はどうなんでしょうか。

骨格診断

パーソナルカラー診断が良かったので、骨格診断も受けました。こちらは予想通り、ウェーブでした。驚きはなかったのですが、パーツによってはストレートやナチュラルと混ざることもあり、その場で細かな相談に乗ってもらえて助かりました。当時住んでいた家の近くにあったショッピングモールで受けました。

働く女性には、ジョン・T・モロイさんの「服を味方にすれば仕事はうまくいく」という本をぜひ一読いただきたいです。着るものによって、職場の評価まで変わってくるとあり、少し前に書かれた本にも関わらず、納得感がありました。仕事ではお色気アピールは損になるそうで(元々してませんが)、花柄もピンクも××。職業ごとに推奨される服装が書いてあるのですが、あるマニアックな仕事に就ている友人が、この本の通りだと言っており(その職業だけ、他と違うテイストの服がおすすめされています)、内容を信頼するようになりました。

購入時の工夫

人によっては抵抗あると思うのですが、最近はほとんど定価で買っていません。セールまで待つか、メルカリで欲しい服が出品されるのをじっと待つこともあります。魚がかかるのを待つ釣りの如く。

地曳さんの本では、セールまで待つと服の旬が過ぎてしまうから、欲しかったら買え!とあった気がするんですが。私はトレンド感満載のものよりオーソドックスなデザインが合うのと、そこまでファッションに敏感な友人に囲まれていないので、これで良いと思っています。よっぽど気に入ったら定価で買います。

毎月5000円、百貨店の積立(友の会)もしています。1年積み立てると、6万5000円になって、5000円分増えます。結構な利回りです。セールでも使えるので、セール×友の会が最強です。ただ、これも最近は年間6万5000円も百貨店で使わなくなっており、来年は積立をお休みしようと思っています。

効果

服が少なくなった今は、無料アプリで管理しています。この影響もかなり大きいので、よければ以前の投稿をご覧ください。(洋服は47着 アプリで管理

洋服管理アプリ
洋服管理アプリでコスパも計算

アプリを見れば、年間いくら服を買ったかすぐに分かります。かつては30万円ほど使っていましたが、昨年の出費を見たら、6万円でした。多く感じる方もいるかもしれませんが、5分の1になっているので、上出来です◎

モロイさんの本にも触発され、仕事着は今後、制服化を進めていこと思っています。土日に着られる服の数も限られているので、もう少し服は減らせそうです。

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