オンライン英会話 10ヶ月続けた効果 Bizmates program修了しました

昨年9月からBizmatesでオンライン英会話を初め、メインのコース「Bizmates program」を修了しました。300レッスン、293日を要したので、感慨深いです。

Bizmatesの受講記録

英語学習については、Bizmatesで学び始めたことをきっかけに、TOEICスコアを970点まで上げた方法を過去に書いていますが(TOEIC970点になりました 英語勉強法)、節目であるので、オンライン英会話のメリット、デメリット、10ヶ月での変化、効果を考えてみます。素直な感想です。

オンライン英会話の利点

オンライン英会話は、もう、文句なしに良いです。矢野経済研究所のレポートを見ると、語学学校全体の市場規模が3110億円なのに対し、オンラインはまだ225億円(7.2%)しか占めていないそうですが、インターネット環境があるなら圧倒的にオンラインがおすすめです。

対面式だと、週に1時間、グループレッスンで月額1万円とかですよね。オンラインですと、数千円〜1万円ちょっとで、毎日、マンツーマンレッスンが受けられます。私の受講しているBizmatesは、1日25分、毎月好きな日数だけ受けられるコースが1万3200円で、オンラインにしては高めなのですが、毎日受講したとすると、1回当たり440円です。語学習得は量をこなすことも重要なので、オンラインの方が有利です。

Bizmatesの特徴

Bizmatesの特徴は、ビジネス英会話に特化したところです。私は日常英会話を学ぶよりも目的がはっきりすると思い、選びました。最初の無料体験でレベルチェックを受け、全5レベルのうち、レベル3からスタートしました。

レベルチェックでは、フィリピン人のトレーナーと英語で「あなたの故郷にはどんな物がありますか」など、雑談をしました。特色のない町なのでちょっと大変でした。笑

各レベルは、さらにランクA〜Eの5段階に分かれていて、それぞれに20レッスン用意されています。つまり、1レベルが100レッスン。順番通りに進みます。レッスンごとに記事を読んで、その後の問いに、自分の体験と併せて答える形式です。トレーナーと一緒に考えを深めます。

レベル3では、タイムキーピングや、図表の読み方、問題解決の方法など、ビジネステクニック的なことを英語で学びました。自分の会社では常識と思われていることが、他から見ると珍しい、といったことも分かり、純粋に新しい知識を得ることが楽しかったです。

レベル4では、国籍や組織文化、性別がビジネスにどのような影響を与えるか、学びました。まさか、オンライン英会話でこうした社会的な勉強ができると思わなかったので、面白かったです。

レベル5は、記事を読む比重が増し、ポール・マッカートニーやマーク・ザッカーバーグらの著名人が、どのように自己実現を果たしたのか学びます。異文化理解や奉仕の精神は、日本人にとっつきにくいこともあるので、グローバルなビジネス・パーソンとして学ぶべきことを詰め込んだBizmateの教材は本当によくできていると思いました。家族にも勧めており、うるさがられていると思います。笑 内容はそこはかとなく自己啓発的な感じもあるので、苦手な方はいるかもしれません。

ちなみに、上記の内容はBizmatesの中でも、Bizmates programというコースです。他に、電話の掛け方や英語面接の受け方など実践的な内容を学べるOther Programs、講師が書いた記事をベースにディスカッションするDiscovery、雑談もOKな自由な内容のAssistレッスンがあり、予約時に自由に選択できます。私はBizmates programを終えてしまったので、今後はDiscoveryをやっていきます。

使いやすさ

利便性も問題ないです。私は毎日25分のレッスンが受けられるプランなので、レッスンが終わるごとに、翌日の予約をその場で入れます。朝5時〜夜中の0時半開始まで、30分ごとに枠を選べます。

希望の時間に予約が取れないということはないです。大勢のトレーナーが登録されています。私は何人かお気に入りを登録していて、そのトレーナーを優先的に予約していますが、お気に入りのトレーナーが誰も予約できない時は新しいトレーナーの予約を入れます。

上記の通り、自分の実体験を交えて考えを発表するので、トレーナーとの相性は大事だと思います。価値観や感覚がまるで合わない先生だと、伝えるのに苦労することもあります。語学学習という観点では、簡単に通じ合える先生よりも、難しい先生の方が良いのかもしれませんが。

トレーナーはほとんどがフィリピンの方です。よく「訛ってない?」とか言われますが、そんなことないですよ。めちゃめちゃアメリカンな発音の先生もいます。仮に訛っていたとしても、オンライン英会話は自分がアウトプットする場なので、問題ないです。むしろ、オンライン英会話だけでめちゃめちゃ上達するのは難しく、インプットと、アウトプット両方必要だと思います。(後述)フィリピンの方は、アジア系でありながら、米国の文化にも接しているので、程よく分かり合える部分と、欧米の感覚を学べる部分があると感じています。

逆に、使いにくかった点は、safariとの相性の悪さです。Bizmatesオリジナルのmy stageという通信システムで受講しているのですが、映像や音声が途絶えることが多く、ストレスが絶えませんでした。edgeやchromeなら問題なく使えます。あと、skypeでも受講可能です。

難易度

Bizmatesで検索すると、「難しい」って出てくるんですよね。確かに、最初の頃は準備が欠かせませんでした。自分の会社や価値観について聞く質問がある時など、普段から考えていない内容だと、咄嗟に出てこず、考える時間がもったいないです。レベル5に進んでからは、準備も必要なくなりましたが。

あと、トレーナーが外国の方なので、ロジカルな説明を求められることがあります。日本風に「なんとなく、こうなんだ〜」「へ〜」で会話が終わることは少なく、トレーナーが納得できないと、何度も「Why?」と聞かれます。私が好んで、スパルタ気味のトレーナーを選んだからかもしれません。笑 こうしたやりとりに慣れていないと、難しく感じたり、怖いと思ったりすることがあるのかもしれません。

10ヶ月の効果

今はしっかりと、効果を感じています。高校時代に留学の経験があり、帰国直後に受けたTOEICは840点でした。しかし、Bizmatesを始めた頃は、話しているうちに頭がこんがらがってしまって、何を言っているのか分からなくなってしまうことがありました。今は、それはありません。めた頃に、言いたいことの5割が伝えられていたとしたら、今は7割くらい伝えられます。もっと分かりやすい話では、今年2月に受けたTOEICのスコアが970点でした。試験を受けると、しっかりと上達したことがわかって嬉しいです。

ただし、Bizmatesだけを受講しても、ここまで伸びなかったと思います。何かを習得する時って、反復して吸収することでしっかり定着するのだと思います。自分が子供の頃、日本語を学んだ時のことを思い返しても、大人同士の会話を聞いて、何度か同じフレーズを耳にし、自分でも使ってみて、習得していったと思いませんか?

過去に書いていますが、私は「究極のビジネス英語リスニング Vol.2 」「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」を繰り返し聞き、読みました。毎日の通勤で、シャドーイングをめちゃめちゃしました。(マスクで助かりました)そこで出てきた文法の疑問を解くために、「一億人の英文法」を2周し、TOEICのテスト前には「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」で単語を学びました。特に、究極のビジネス英語とBizmatesの相性は良かったです。プロの声優さんが読み上げるセリフはリズミカルで頭に残りやすかったです。そこで学んだフレーズが、自然とオンライン英会話でも出てくることがありました。

英語の教材
使った教材

モチベーションを上げるために、毎日の学習時間を記録しているのですが、7月中旬の時点で、600時間を超えていました。初めの1ヶ月は記録を付けていなかったので、9月以降、トータルで650時間くらいだと思います。

英語以外に身についたこととしては、多少ロジカルに話せるようになったと思います。これは予想外でした。質問を聞かれて、ただ答えを言っただけでは、トレーナーが食い足りなそうな表情をするので(笑)、自分がそう考えた理由を説明する癖がつきました。上に書いていますが、日本語と英語圏の文化、コミュニケーションの違いだと思います。

Bizmates Coachingの感想

究極のビジネス英語と、瞬間英作文を教えてくれたのは、Bizmates Coachingのコンサルタントでした。シャドーイングの方法も。Bizmatesでは、+月額1万9800円でコーチングを付けられます。3ヶ月30万円みたいな学校が多い中で、この価格でコーチングを受けられるって革命的ですよね。一番最初の月と、今年4月に、通常のオンライン英会話と合わせて1ヶ月ずつ契約しました。

なぜこの価格で受けられるかというと、通常のコーチングが完全にオーダーメイドなのに対し、Bizmatesでは生徒を複数のタイプに分けて、それぞれに必要な学習を提示しているようなんですね。また、コンサルの回数も月に4回、15分と短くはあります。私はあまり時間を取られなくなかったので、それで十分でしたが、「お金はかかってもいいから、何がなんでも、3ヶ月で上達する!」みたいな人には物足りないと思います。

実際のコンサルティングでは、英語学習の課題を指摘してもらったり、適した学習方法を教えてもらえたりします。私はリスニングと日常会話はなんとかなるので、スピーキングを鍛え、より深く洗練された表現ができるようになりたいとお願いしました。そこで提示されたのが、上記の教材でした。

Amazonや書店を見れば、売れている教材が分かりますが、何が今の自分に必要か、最初は分かりませんよね。そこで、コンサルタントに考えてもらえたのは、非常に、非常に助かりました(強調)。

実は、コーチングについては、コンサルタントの力の差もあると思います。最初に担当してくれた女性は、複数の教材や無料サイト、1週間あたりの進捗の目安を提案してくれたのですが、4月に担当してくれた男性は、一つしか教材を提案してくれず、物足りなかったです。その後、お願いしてもう一つ加えてもらいましたが。それと、最初に学び方を提案してもらった後のコンサルティングは、進捗状況のチェックをするだけになってしまいました。自分で勉強のペースを保てる方は、必要ないと思います。ですので、毎回、1ヶ月のみの契約なんです。今取り組んでいる英語学習を終え、再度学習計画を作る際、またお世話になるかと思います。

以上が、お世辞を抜きにしたオンライン英会話の実体験&感想です。無料体験を受講し、複数比べるのも良いと思います。

オンライン英会話 Bizmates(ビズメイツ)(外部サイト)

これからどうする

英語の学び直しを始めた時の目標は、TOEICで900点以上取ることと、英語で専門家にインタビューできるようになることでした。いずれもクリアできたのですが、言いたいことが難なく言えるかというと、まだまだそのレベルには達していません。街中で英語で喋っている人を見かけるたびに、「このくらい喋れるようになりたい!」と思います。学習に割く時間は少なくなっていますし、上級に行けば行くほど学びのタイパは落ちていくので、さらに上達を感じにくくなるかもしれませんが、より正確に、流暢に、深い内容を伝えられるように、学びの道は続きます。

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